龍泉寺自然を守る会の活動

2019年度の活動報告

守安先生の「トンボの話」を聞く参加者

2019年6月9日 ハッチョウトンボとノハナショウブ観察会を開催しました。会員を含めて27人の参加がありました。
今回は特別に守安敦(つとむ)先生の「トンボの話」がありました。先生は、岡山県を代表するトンボ研究者のお一人です。岡山県レッドデータブックのトンボの項を執筆されています。
ハッチョウトンボの生態を中心にお話がありました。ハッチョウトンボは本州・四国・九州に生息していて珍しいトンボではないが、生育できる環境は限定され、最近減少してきている。湿地を保全しないとハッチョウトンボが棲めない環境になる。湿地を良好な状態で維持することが大切です。


トンボ池湿地での観察

ノハナショウブ(トンボ池湿地)


トンボ池湿地でトンボとノハナショウブを観察しました。気温が低かったためか、トンボの出現が少なかった。トンボ池では、ガイドの方が生態系の変化について説明しました。十数年前に植えた数株のスイレンが、トンボ池を埋め尽くしてしまいました。以前は、ジュンサイの池で2012年頃までは京都の業者が池にボートを浮かべて、料亭用の食材としてジュンサイの芽を取りにきていました。2016年に数株のジュンサイを確認したのが最後で、以後見かけなくなりました。良かれと思っておこなった人の行動が、自然の生態系を壊した例として説明しています。
ハナショウブの原種であるノハナショウブが咲き始めていました。

ハッチョウトンボを探す参加者(こい岩湿地)

ハッチョウトンボを撮影する参加者(サギソウ湿地)


上こい岩湿地でノハナショウブとヒメミクリを観察しました。こい岩湿地では、トキソウを観察することができました。この時期にトキソウの花を観察できるのは珍しいことです。
ハッチョウトンボを探していた参加者が、名前を知らないイトトンボを見つけ、守安先生にたずねました。先生から“ホソミオツネントンボです。冬も成虫で越冬できる数少ないトンボです。” ホソミオツネントンボは龍泉寺で初めて確認した種で、写真撮影しようとしましたが、草むらに入り見失いました。
サギソウ湿地でのハッチョウトンボの観察と写真撮影に多くの時間をあてました。今回は一眼レフタイプのカメラを持参した方が多く、熱心に写真撮影をされていました。

ハッチョウトンボのオス(サギソウ岩湿地)

ハッチョウトンボのメス(サギソウ湿地)


ハッチョウトンボの出現数は、昨年のピーク時の三分の一です。今年は雨が少なく、サギソウ湿地は一部を除いて乾燥し、かなりの数のヤゴが死滅したものと思います。
観察後、休憩所に戻り、守安先生への質疑応答がありました。参加者から多くの質問が寄せられました。有意義な観察会でした。

午後から、第5回編集委員会を開催しました。


湿地に入る方への警告(サギソウ湿地)

2019年5月29日 早朝に写真撮影にこられる方がおられます。おそらく、ハッチョウトンボの羽化か、翅に付着する朝露のトンボの写真を狙っているのと思います。湿地の中には絶対に入らないで下さい。
草を踏み倒すとハッチョウトンボがとまる草が無くなり身近に寄ってきません。後から撮影にこられた方の撮影場所を壊しています。また、サギソウが芽を出しています。“自分だけ狙いの写真が撮れれば・・”のエゴで湿地に入るのは止めてください。マナーを守って、みんな気持ちよく。

2019年5月24日 第4回編集委員会を開催しました。


2019年5月19日 トキソウ観察会を開催しました。会員を含めて17人の参加がありました。Oniビジョンの取材がありました。

トキソウを撮影する参加者を撮影するCATV

トキソウの群落(こい岩湿地)


パンフレット「龍泉寺の自然」をテキストに解説し、龍泉寺の自然を紹介したDVDを見た後に、トンボ池湿地、もみじ谷湿地、サギソウ湿地、上こい岩湿地、こい岩湿地を観察して回りました。トキソウの開花は例年より遅れていましたが、観察会の日には昨年以上のトキソウの群落を観賞できました。

ハッチョウトンボを探す観察者

ハッチョウトンボのメス(サギソウ湿地)


サギソウ湿地でハッチョウトンボを観察できました。今年は、ハッチョウトンボの初見日が遅く、個体数も少なかった。すでに湿地は乾燥しており、このまま雨が降らないと、ヤゴが生きていけないことを心配しています。
午後から第3回編集委員会を開催しました。

2019年5月17日 山陽新聞岡山市民版に「初夏の湿原彩るトキソウ」の記事が掲載されました。

観察会のために、観察路の草刈り

2019年5月11日 午前中、5月例会を行いました。
午後から、こい岩湿地、上こい岩湿地、サギソウ湿地、もみじ谷湿地、トンボ池湿地の観察路の草刈りをしました。

2019年4月27日 第2回編集委員会を開催しました。

2019年4月13日 電子書籍「岡山市の小さな自然再生~龍泉寺の自然を守る会10年の歩み」制作の第1回編集委員会を開催しました。


2019年4月8日 湿地の池、溝、水溜り、泥の中にどのような生物が棲んでいるか調査したことがありませんでした。龍泉寺の生物多様性を解説するデータを得るために水辺の生物調査をおこないました。
捕獲した生物が何であるか同定できないので、岡山自然保護センターなどで講師をされている山田勝先生にご指導をお願いしました。

トンボ池湿地の溝を探索するメンバー

捕獲した生物の同定、先生から解説


種々のヤゴ、オタマジャクシ、エビ、メダカ、ドジョウ、甲虫などを捕獲しました。観察ケースに入れて、先生から種名と識別の特徴を教えていただきました。確認を終えた生物は元の場所に返しました。
龍泉寺の湿地の周辺で多くのトンボを見かけます。トンボは成虫の期間より幼虫で水辺で生活する期間のほうが遥かに長く、湿地を維持し後世に残す重要性がここにもありました。
大変有意義な一日でした。

2019年4月6日 次年度の事業計画を決める総会を開きました。
昨年まで5年間に続けてきました子供連れ家族を対象にした「紅葉スタンプラリー」は大変講評でしたが、運営に必要な約50人のスタッフの確保は難しく昨年度を持って終わりとしました。
龍泉寺の自然を守る会の10周年記念として、電子書籍「岡山市の小さな自然再生~龍泉寺の自然を守る会10年の歩み(仮題)」を1年をかけて会員の手作りで制作致します。
この書籍の企画は、“岡山県民の皆様に身近に豊かな自然が残されていることを知っていただき、地域の皆様が担い手になって次世代に渡って貴重な生物が保護されていくこと”を期待しています。





活動実績

今年度の活動報告

2018年度活動実績

2017年度活動実績

2016年度活動実績

2015年度活動実績

2014年度活動実績

2013年度活動実績

2012年度活動実績

活動の歩み (2008~2011年度)

2019年度の活動予定

1.イベント行事

・トキソウ観察会(5月)

・ハッチョウトンボとノハナショウブ観察会(6月)

・サギソウ観察会(8月)

2.湿地の管理

・湿地の水位の管理

・湿地の見回り

3.湿地の下草刈り

・ササの刈り取り(6月)

・遊歩道周辺の草刈り(8月)

・湿地の草刈り・搬出・運搬(12月)

4.こい岩湿地の木道橋の付替え

・桧皮はぎと防腐剤塗布

・こい岩湿地の木道橋の付替え(ニ次)

5.見学者のアテンド

・トキソウの見頃時期

・サギソウの見頃時期

・随時

6.湿地の外来植物を除去(随時)

7.会員の親睦会(3月)

8.電子書籍制作

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