私が学生のころ、通勤時間帯は蒸気機関車が走っていました。その当時は、なんでもない日常の風景でした。
この写真は、平成元年(1989年)5月に瀬戸大橋開通1周年を記念して、JR吉備線を走った「SL吉備路号」です。
平成の大合併で、吉備路の「吉備」を表わす地名がなくなってしまいました。「吉備」の名称がついたJR吉備線は、「吉備路」を走る鉄道と言えます。吉備線の各駅を基点に、代表的な散策コースを紹介しています。「吉備路の由来」を知れば、散策が楽しくなります。

吉備線の歴史

1904(明治37) 中国鉄道が岡山-湛井間を開業する
1911(明治44) 稲荷山支線、開業
1925(大正14) 伯備南線(倉敷-粟倉)の開業にともない総社-西総社間 開業、総社-湛井間 廃止
1930(昭和05) ガソリンカー導入
1944(昭和19) 中国鉄道の鉄道部門を国有化
軍用物資としてレールを供出するために、稲荷山支線を廃止
1968(昭和43) 県内初の自動列車集中制御装置を導入
1970(昭和45) 貨物営業を廃止
1971(昭和46) 東総社、備中高松駅を除く6駅を無人化
1987(昭和62) 国鉄分割民営化によりJR西日本に継承
1991(平成03) 車掌が乗らないワンマン列車の導入
2004(平成16) 吉備線開業100年
駅員のいる駅は備中高松駅のみに
吉備線を走る蒸気機関車

吉備線沿線には、神社・仏閣、名所・旧跡が点在しています。JR吉備線を利用して、散策しましょう。
車で観光するのに比べ、歩く目線から新たな発見があります。
吉備線沿線は開発され、住まわれる方が増えています。通勤・通学の足として、鉄道の良さを見直しましょう。